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笹生優花パリ“前哨戦”イーブンパー発進 ショット苦戦もバーディー締めに前向き

スポーツ報知 2024年7月12日 6時30分

◆米女子プロゴルフツアー メジャー第4戦 エビアン選手権 第1日(11日、フランス・エビアンリゾートGC=6428ヤード、パー71)

 メジャー第4戦が開幕した。6月の全米女子オープンで2勝目を挙げたパリ五輪日本代表の笹生優花(23)=フリー=が4バーディー、4ボギーの71とやや出遅れ。五輪と同じフランスの地で、昨年大会3位の雪辱を目指す。古江彩佳(24)=富士通=はボギーなしの65と好発進。初出場の竹田麗央(りお、21)=ヤマエグループHD=は66で第1ラウンドを終えた。

 出入りの激しいゴルフとなった。笹生は10番から出た前半を2アンダーで折り返すも、3番から3連続ボギーで失速。「バーディーも取って、ボギーも取ってみたいな感じだった」と慌ただしい一日を振り返った。それでも大きなミスは4番の1度だけ。「それ以外は安定していた」と納得の表情を見せた。

 8月7日に初日を迎えるパリ五輪。同国内で行われる“前哨戦”だったが、流れをつかみきることができなかった。それでも、最後に光明はあった。9番パー5。2オンに成功し「(距離が)ぴったりのクラブだったのでチャンスにつけられた」とうなずくバーディーで初日を締めくくった。

 グリーンだけでなく、フェアウェーにも大きな起伏があるコース。前半と後半では起伏の向きも変わり、対応に苦戦していた。ラフ方向に大きく流れるホールも多く、フェアウェーキープ率は53・8%。「なかなかアジャストができなかった。明日(12日)はいいショットが打てるようにしたい」と修正点を挙げた。パリ五輪の行われるル・ゴルフナショナルもフェアウェーに起伏を有するコース。対応力の高さを見せて、今季2つ目のメジャータイトルを手にすれば、自然と五輪のメダルも見えてくる。

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