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松本人志側「A子」特定した 弁護士「提訴も考えていきたい」…「出廷妨害」の文春報道完全否定

スポーツ報知 2024年7月12日 6時0分

 お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が、自身の性的暴行疑惑を報じた「週刊文春」に名誉を毀損(きそん)されたとして発行元の文芸春秋などに損害賠償などを求めた訴訟で、松本側の代理人弁護士を務める田代政弘氏が11日、都内で報道陣の取材に応じ、10日配信の文春オンラインと11日発売の週刊文春の報道を完全否定した。

 まさかの“場外乱闘”だ。文春側の報道では、松本に性行為を強要されたと主張する「A子」の出廷を、松本側が探偵を使って妨害工作しているなどと記述。A子さん側に金銭提供を持ちかけ、出廷しないように説得したとも報じた。

 この日、取材に応じた田代弁護士は「全くの事実無根」と語気を強めながら、改めて報道を一蹴(いっしゅう)。松本本人の反応については「特にない。『記事は事実に反すること。粛々とマスコミ対応をしてほしい』と言われた」とやり取りを明かした。この記事による裁判の影響も「ない」とした。

 松本側はこれまで、A子が誰だか分からなければ「(事実の)認否のしようがない」とA子の特定を求めてきた。田代氏によると、その後6月になって弁護士事務所に、匿名でA子とされる人物の本名や住所が記載された投書が複数到着。信ぴょう性が高い情報の確認を調査会社に捜査を依頼したところ、今回「妨害工作」の記事が載ったという。

 田代氏は「別の事件でも調査会社は使っている。一般的なこと」と前置きした上で「今回の文春の記事によって、我々がA子さんの候補者の一人と考えていた女性が、文春で記載されている『A子』だと判明した」と自信満々。「今後、A子さんへの提訴も松本さんと相談して考えていきたい」と明かした。

 田代弁護士は10日にも公式サイトで声明を発表しており「全く事実に反するものです」と完全否定。A子さんを探偵を使って監視していたという記述に関しても「当職ら及び松本氏が依頼して行ったものではなく、全く事実に反する」と真っ向から反論していた。

 ◆田代弁護士に聞く

 ―調査機関はいつも使っているのか?

「普通の事件でも使う。保険金の請求の事件、離婚訴訟でも調査会社にお願いして、調査してもらってる」

 ―調査については、松本も知っていたのか。

「もちろんそれは当事者ですから知ってますよ。了解なくやらないですからね」

 ―問題になるような調査をしないように、という働きかけはしたのか。

「それは当然のこと。もちろん契約もするわけだから。調査会社も変な調査をしたら問題になる。そんな調査は絶対してない」

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