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【高校野球】札幌国際情報、サイド右腕・藤原健伍が逆転勝利呼び込む好救援…南北海道大会

スポーツ報知 2024年7月12日 5時50分

◆第106回全国高校野球選手権記念南北海道大会 ▽1回戦 札幌国際情報4―3札幌第一(11日・札幌円山)

 開幕し、1回戦3試合が行われた。立命館慶祥は、11ー0の5回コールドで苫小牧工に大勝し、2年連続8強入り。2イニング連続打者一巡の猛攻で先発全員の17安打を放った。札幌国際情報は、2番手・藤原健伍投手(3年)の好救援で札幌第一を退け、3年ぶりの初戦突破。函館大有斗は、主将の2番・能戸優雅三塁手(3年)に大会第1号の本塁打が飛び出し、苫小牧中央に競り勝った。

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 腕をしならせ、スイスイと投げ抜いた。札幌国際情報のサイド右腕・藤原は7、8、9回を打者9人でピシャリ。終盤の逆転劇を呼び込む好救援で3年ぶりの初戦突破へと導き「チームに流れを引き込むことができて良かった」と胸を張った。

 エース・今村壮吾(3年)の後を受け、計5イニングを1安打1失点。低く沈み込んでから横手で繰り出す独特な投法を武器に札幌第一打線の勢いを止めた。身長166センチ、昨秋の新チーム発足時はベンチ入りすら危うい4番手だったが、元日本ハム投手の有倉雅史監督(57)に上手からの転向を進められ才能が開花。最速も5キロ増し「挑戦して良かった」と期待に応えた。

 唯一無二のフォームを支える肩周りの柔軟性は3歳から10年間続けた“水泳仕込み”。チームの二枚看板へと成長した姿に「頼もしい」と指揮官も目を細めた。これで3季連続の道大会8強入り。背番号10の小さな右腕は「ホームは踏ませない」と更なる快投を誓った。

(堀内 啓太)

 ★札幌第一・半田悠投手(2年、先発し8回4失点)「(決勝打の球は)要求通りに投げられたけど、相手の気持ちが上回った」

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