◆米大リーグ フィリーズ―ドジャース(11日、ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が11日(日本時間12日午前7時5分開始予定)、敵地・フィリーズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。MLB全体でトップの貯金28、勝率6割5分2厘を誇るMLB最強軍団のフィリーズ3連戦最終戦で、4試合ぶりの本塁打となる29号、日本人初のメジャー通算200本塁打に期待がかかる。また、盗塁を決めて5試合連続盗塁となれば、日本人史上初の快挙になる。
6日(同7日)の本拠地・ブルワーズ戦で28号を放って、メジャー通算200号に王手をかけてから3試合連続で本塁打が出ていない大谷。それでも6日(同7日)から4試合連続安打をマーク。さらにイチロー(マリナーズ、08年5月1~4日、同16~20日)、松井稼(ロッキーズ、07年8月8~12日)に並ぶ4試合連続盗塁を記録しており、5試合連続盗塁を決めれば日本人最長で、日本生まれの選手では現ドジャース監督で沖縄出身のロバーツ(パドレス、06年9月24~28日)に並ぶことになる。
ロバーツ監督は「私の記録を破るために誰かが言ったんだろう。また違う記録か。この2日で抜くことを願っているよ。私のレベルになったね」と冗談交じりに記録更新を願っていた。