◆米大リーグ オリオールズ0―8カブス(11日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパークアットカムデンヤーズ)
カブスの鈴木誠也外野手が敵地のオリオールズ戦に「3番・右翼」で先発。2打席連続で適時二塁打を放った後、適時三塁打を放った。8―0で快勝し、ア・リーグ東地区首位の強豪を敵地でスイープした。
ベテラン右腕スアレスとの対戦。初回1死一塁の第1打席は右邪飛。3回2死一塁の第2打席でカウント1―0から真ん中に入ったチェンジアップを強振せずに左翼線に運び、一塁走者のブッシュが生還した。
5回は1死一塁からホーナーとブッシュが連続二塁打で2点を追加。鈴木も3者連続二塁打となる適時二塁打を左中間へ放った。
強打オリオールズのお株を奪う攻撃を見せるカブス。7回1死一塁での第4打席で、左翼手の頭上を破るフェンス直撃の当たり。いっきに三塁を陥れ、3打席連続長打、3打席連続打点を挙げた。4番ハップも右線二塁打で続き、鈴木が生還し8―0と突き放した。
鈴木は今永が8勝目を挙げた前日の同カードでも適時打を放っており、3試合連続打点。3安打は6月9日のレッズ戦以来今季4度目。3長打はメジャー3年目で初の固め打ちだ。
この日は今季初めて3番に入った。主軸のベリンジャー外野手が前日に受けた死球で左手中指を骨折、10日の負傷者リスト(IL)に入ったため。直近6戦で5勝と復調気配だったカブスにとって痛恨の離脱となるが、鈴木のバットが点を量産した。