日本相撲協会は12日に大相撲名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)の取組編成会議を開き、初日の取組を決めた。3月の春場所で110年ぶりの新入幕優勝を飾った十両・尊富士(伊勢ケ浜)は初日の取組に入らず、休場が決まった。
尊富士は春場所14日目に負傷した右足首の回復が遅れ、東前頭6枚目だった5月の夏場所を全休。今場所は東十両2枚目に降下した。幕内優勝経験者の十両転落は史上19人目で、優勝場所から1場所での転落は史上最速となった。
休場はこれで2場所連続。状況によっては途中出場もあるが、全休なら来場所は幕下転落の可能性もあり、そうなれば世紀超えの新入幕Vの快挙からわずか2場所で関取の座を失うことになる。