◆米大リーグ レッドソックス7―0アスレチックス(11日 米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)
レッドソックスの吉田正尚外野手は、6番・DHで先発。初回に先制の右前2点適時打、6回に右中間に4号2ランを放つなど、4打数3安打で今季3度目の猛打賞、今季最多の4打点となった。打率は2割6分5厘。チームは7-0で今季10度目の完封勝ちとなった。吉田の試合後の質疑応答は以下の通り。
―4打点で勝利に貢献した。
「初回に先制が出来ると流れもいいのかなと思いますね」
―バットを折りながら、右前に運んだ先制2点タイムリー。
「バッティングカウントで、少し内ぎみに来た。なんとか振り切ったので、(内野を)抜けたかなと思います。(守備の)ポジショニングにもよるし、そこは難しいですけど、ちょっとでも速く抜ければいいなと思っていた。飛んだコースが良かったですね。一番良いのは、捉えてしっかり抜けるのがいいけれど、相手投手の球威(98マイル)もありますし」
―左腕からの本塁打。
「少し詰まりましたけど、しっかりスピンがかかっていて、きょうは風も味方してくれました。良かったです。左投手も色々。きょうはどちらかというと上から角度をつけるピッチャーだったので、肩口というよりも、平行に胸を開かずにと思って(打席に)行きました」
―3本目の安打は、内角高めを上手く右前に運んだ。
「初球のスライダー、ボール気味の球を振ってしまったので、もう1球(スライダーを)続けるかなと思いながら(待っていた)。詰まりましたけど、いい感じでゴロにならず、しっかり(バットが)内に入ったかなと思います」
―打撃の調子が上がっている。第2打席の右直もいい当たりだった。
「どの球にもコースを打ち分けて、と思っています。ライナーはちょっと腰が先に回りすぎちゃったので、あそこを、もう少し我慢すれば、右中間に打球が行ったかもしれない。当たったポイントは良かったけど、体がうまく回らず、振り切ったという感じではなかった。打ちに行って見逃すという作業が出来てくれば、自然と、甘い球を1球で仕留めることができるようになってくると思います」
―前半戦最終カードを前に意気込みを。
「チームは上を目指して1勝1勝積み重ねていると思います。前半戦(最後の)3つ。調子のいいチーム(ロイヤルズ)ですので、勝ち越せるように戦っていきたいと思います」
―オリオールズと5・5ゲーム差、ヤンキースと2ゲーム差に迫った。
「一気に2つ(2勝)は行けないので、1試合ずつ勝って、シリーズを勝ち越して、2勝1敗で、ずっと行っている良い流れだと思います。カードの頭(初戦)最初を取って、最後を取ると雰囲気もいい」