プロレスリング・ノアは12日、都内で7・13日本武道館大会の前日会見を行った。
今大会では、世界最大の団体「WWE」スーパースターのAJスタイルズが特別参戦し丸藤正道と対戦する。当初、この一騎打ちは「第10試合・スペシャルシングルマッチ」と銘打たれていたがこの日、「ダブルメインイベント1・スペシャルシングルマッチ」へ変更になったことが発表された。
これに伴い当初「メインイベント」だったGHCヘビー級選手権試合「王者・清宮海斗 VS 挑戦者・YOICHI」は「ダブルメインイベント2」となった。試合順は変わらない。
会見で武田有弘取締役は、変更について「WWEとの話し合いにより決まったことで、WWEのトップ選手であるAJスタイルズ選手を送り出すことに敬意を払いたいというWWE側の希望を我々が受け入れた形になります」と説明した。
会見に出席したAJスタイルズは「間違いなく熾烈な戦いになる。誰もがこれぞフェノメナールという戦いになる」と宣言。丸藤は「非常に強いオーラを隣で感じております」と明かし実現へ「しっかりした試合の内容、結果を残したいと思います」と意気込んだ。
ノアの印象をAJスタイルズは「すばらしい選手がそろっている。いつか戦ってみたいと思っていた。それが明日実現するのを楽しみに思っている」と明かし、丸藤はAJスタイルズについて「かかわることのなかった団体、かかわることのない選手だと思っていた。そこでずっとトップを張り続けている。オールマイティーに世界のトップ」と賛辞を送った。
AJスタイルズは、記者から丸藤の凄さを聞かれ「才能がすごい。その才能が三沢(光晴)選手、小橋(建太)選手とかかつてすばらしい選手がいた中でいろいろなものを学んで得たと思います。才能の塊である丸藤は本当に危険」と警戒していた。さらに今回の試合を「自分のキャリアに厚みを与えるきっかけになる」と見据えていた。
さらにこの一戦が持つ意味をAJスタイルズは「(WWEの最高責任者が)トリプルHの時代で実現した。明日、WWEスーパースターで同じようにイヨ・スカイも(マリーゴールドの両国国技館で)試合する。これはトリプルHの考えを表している。世界のプロレスを通してプロレスを大きくしていく気持ちの表れと感じている」と説いた。
◆7・13日本武道館全対戦カード
▼ダブルメインイベント2・GHCヘビー級選手権試合
王者・清宮海斗 VS 挑戦者・YOICHI
▼ダブルメインイベント1・スペシャルシングルマッチ
丸藤正道 VS AJスタイルズ
▼第9試合・LUCHA LIBREスペシャルタッグマッチ
イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、ガレノ・デル・マル VS ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合
王者・ダガ VS 挑戦者・AMAKUSA
▼GHCナショナル選手権試合
王者・HAYATA VS 挑戦者・佐々木憂流迦
▼世界ヘビー級選手権
王者・齋藤彰俊 VS 挑戦者・潮崎豪
▼第5試合 GLG FINAL・6人タッグマッチ
ジェイク・リー、YO―HEY、タダスケ VS ジャック・モリス、アンソニー・グリーン、LJ・クリアリー
▼第4試合・シングルマッチ
拳王 VS 永田裕志
▼第3試合・6人タッグマッチ
近藤修司、Eita、AKIRA VS 小川良成、大岩陵平、大和田侑
▼第2試合・6人タッグマッチ
杉浦貴、藤田和之、谷口周平 VS マサ北宮、征矢学、稲葉大樹
▼第1試合・3WAYタッグマッチ
ニンジャ・マック、宮脇純太 VS アレハンドロ、クリストバル VS 大原はじめ、スペル・クレイジー