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400M障害パリ五輪代表の豊田兼「決勝進出を目標に」…為末大の日本記録まで0秒1「簡単に達成できる目標とは捉えていません」

スポーツ報知 2024年7月12日 13時58分

 陸上男子400メートル障害でパリ五輪代表の豊田兼(慶大4年)が12日、オンラインで取材に応じ「初めての大きな国際大会の舞台。まずは決勝進出を目標に、自己ベスト更新できるように調整していきたいと思っています」と決意を込めた。

 パリ五輪内定を決めた6月の日本選手権(新潟)決勝で日本勢3人目の47秒台となる、47秒99をマークして初優勝。パリの決勝を見据え「最初からスピードを出す、くらいつくレースをすべきだと思った」と攻めの姿勢が好記録につながった。為末大の持つ日本記録(47秒89)までも、あと0秒1まで迫っているが「まだ近くない。簡単に達成できる目標とは捉えていません。レースの中での課題をクリアしていく中で必然的に達成できると思っています」と冷静に話した。

 パリ五輪では、世界トップ選手に果敢にくらいついていくつもり。「国内レースでは先行逃げ切りが多いですが、五輪の舞台はトップ選手に前半から置いていかれるレースになると思う。5台目まではしっかりついていって、持ち味のカーブの加速を発揮して、最後までくらいつきたいという気持ちでいます」とチャレンジャー精神で花の都に乗り込む。

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