◆JERAセ・リーグ 広島4―3ヤクルト(12日・マツダスタジアム)
広島は、逆転勝利で連敗を4で止めた。3―3同点の5回先頭・秋山の6月5日以来の3号ソロが決勝点となった。9日の巨人戦に敗れて6月6日以来に首位から陥落し、一気に4位まで転落していた。4カードぶりの初戦白星で、ヤクルト戦は4連勝となった。
1点を先取された初回、4番・小園の96打席ぶり適時打で同点に追い付き、さらに敵失も絡んで勝ち越しに成功。3回に再び逆転されたものの、直後は先頭・秋山の中前打を起点に、2死二塁から小園の適時二塁打で同点に追い付いていた。
先発・床田は初回に押し出し四球で先取点を与え、1点リードの3回にも2失点で逆転を許す苦しい投球だった。それでも6回3失点にまとめ、開幕から15戦連続のQS(クオリティースタート=6回以上自責3以下)をマーク。直近3戦白星がなかったが、6月11日の敵地・西武戦以来、約1か月ぶり8勝目で阪神・才木、DeNA・東のリーグ最多に並んだ。
7回以降はリリーフ陣が1点リードを守り切った。開幕から“8回の男”を務めてきた島内が、不振により2軍降格。この日、7回はハーン、8回は黒原が1死一、二塁のピンチを招いたが、バトンを受けた森浦が無失点で切り抜け、9回は栗林が締めくくった。