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女子バスケットボール 浜松開誠館が狙うのは初全国4強 U17日本代表・後藤音羽「自分が引っ張っていく」…静岡からいざ全国高校総体へ

スポーツ報知 2024年7月13日 6時15分

◇バスケットボール (8月3~9日・福岡市総合体育館ほか)

 日の丸のプライドを胸に、浜松開誠館・後藤音羽(3年)が全国舞台に立つ。「今年は突出したチームがない。全国4強以上を目指したい」。過去、同校の全国最高成績は2016年ウィンター杯の8強。エースが初のベスト4以上に導く。

 後藤は現在、13日からメキシコで行われるU17女子W杯に出場するU17女子日本代表に招集されている。10日に離日して現地入り。中心選手として期待がかかり、「自分が引っ張っていきたい」と気合十分。開誠館の三島正敬監督もアシスタントコーチとして帯同し、24日午前に帰国予定だ。

1年前の反省意思疎通図る 1年前の反省を生かす。昨年も全国総体直前にU16女子アジア選手権(ヨルダン)の日本代表に選出され、半月以上もチームを離れた。帰国後は、代表との戦術の違いなどに慣れるのに多少の時間がかかった。チームは8強を入りをかけた3回戦の精華女子(福岡)に46―59で敗退した。

 「もっと、積極的にコミュニケーションを取った方が良かった」。前回大会は7月下旬に開幕したが、今年は8月スタート。「去年に比べると時間はあるし、戻ってからみんなとしっかり意思疎通を図りたい」。初戦は青森商と対戦。お互いが順当に勝ち上がれば、8強入りをかけた3回戦に東海総体で敗れた岐阜女子と激突。目標のベスト4へ、最大の難関になりそうだ。

  将来の夢は五輪出場。父・正規さん(浜松開誠館高男子バスケット部監督)と母・高美さんは、ともに元バスケ日本代表だったが、五輪には縁がなかった。「目標とする選手は特にいない。何でもできるオールラウンドの選手になりたい」。オリンピアンを目指す17歳が、国内最高峰の舞台で存在感を示す。

(塩沢 武士)

勝利のために八重柏 体張る

 〇…八重柏憂奈が、後藤不在の期間を井口姫愛主将(いずれも3年)と共に支える。リバウンド、ルーズボールなど“裏方”の仕事に徹するヒロインは「後藤が抑えられた時に、チームで点を取れるように、意識してやっていきたい」と意欲。170センチのファイターが体を張ってチームに勝利を呼び込む。 

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