◆第106回全国高校野球選手権南北海道大会 ▽1回戦 札幌日大13-1札幌龍谷学園=7回コールド=(12日・札幌円山)
1回戦3試合が行われた。札幌日大は、4番・窪田洋祐投手(2年)が3安打5打点、投げても1回完全投球と二刀流の活躍で札幌龍谷学園を撃破。
投打で主役の座を奪った。12点差の最終7回、札幌日大・窪田は最速141キロの直球を軸に13球で打者3人を料理。「円山(球場)という素晴らしい舞台で投げられる喜びを感じた」と背番号18の2年生がコールドでの白星発進へと導いた。
185センチ、83キロのスケール感にほれ込む森本琢朗監督(43)から「この大会で覚醒してくれ」と4番で送り出されると、バットでも初回の先制二塁打から3安打5打点の大暴れ。実家は地元・由仁町で半世紀も愛される人気のホルモン屋「東京ホルモン」。「小さい時からずっと食べてました。一番うまいです」。同店で社長を務める父・裕司さんらが球場に駆けつける中で成長した姿を見せた。
二刀流での躍動に指揮官は「彼の潜在能力からすると全ての面でもっと上を狙える」。準決、決勝の舞台は学校所在地と同じ北広島市のエスコン。4強入り、エスコン行きの切符を懸け、次戦は札幌大谷と激突する。
(堀内 啓太)