◆米大リーグ タイガース3―4ドジャース(12日、米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が12日(日本時間13日)、敵地タイガース戦に「1番・DH」で先発出場。9回に決勝の適時二塁打を放ち、チームの連敗を4で止めた。
3―3の9回2死一、三塁の第5打席だった。5番手左腕・ホルトンから中越えの決勝二塁打。打球はワンバウンドでスタンドに入り、エンタイトル二塁打となった。自身10打席ぶりとなる安打が値千金の勝ち越し打になった。
4連敗中のドジャースは先発左腕・パクストンが初回にグリーンに2点適時二塁打を浴びて先取点を献上すると、2回にはマロイに右中間への適時三塁打を許してリードを3点に広げられた。それでも、ド軍は4回にフリーマンのソロなどで2点を奪い1点差に迫ると、8回にT・ヘルナンデスの右前適時打で同点としていた。そして、大谷が決めた。
チームはフィリーズに3タテを食らい、この日まで4連敗。グラスノー、山本ら先発投手陣に離脱者が続出し、直近12試合で84失点(1試合平均7失点)と苦戦していたが、救ったのは大谷だった。試合後のヒーローインタビューは以下の通り。
―9回の決勝打。
「本当にヒットで、1得点でいいので何とか打ちたいなと思っていて、打った瞬間は抜けるかどうか分からなかったですけど、何とか抜けてほしいなという気持ちで走ってました」
―今日の試合の重要性。
「連敗中なのでなかなかタフな試合が続いてましたし、何とか切って、まず、いい流れを持ってくるというのが大事だと思うので。シリーズの初戦を取れたのがまず大きいなとは思います」
―ブルペン陣。
「本当に一人一人粘り強く、本当に打線の流れを持ってくるような素晴らしいリリーフ陣だったなと思います」