女子テニスの元女王セリーナ・ウィリアムズ(42)がESPY賞のオープニングで、ドジャース・大谷翔平投手を“イジった”トークが、物議を呼んでいる。
11日に米ロサンゼルスで、スポーツ専門局ESPNによる「スポーツ界のアカデミー賞」ESPY賞の授賞式が行われた。司会を務めたセリーナが開会のあいさつで「今年スポーツ界で起きた最もクレイジーなできごとは、大谷翔平のストーリー」と話し出した。「彼は知らない間に1600万ドルも通訳から盗まれた。男子選手は、知らない間に1600万ドルを盗まれても気付かないほど、女子選手より多く稼ぐのね。信じて。私なら気付いてた」と話し、笑いを誘った。
大谷は各部門の受賞者の中から選ばれる「男子最優秀アスリート」部門の最終候補に入っていたが、2年ぶり2度目の受賞はならなかった。
この模様は同局の公式ユーチューブで公開。問題の部分だけ同局の野球アカウントがショート動画に切り抜いてもいる。SNSには巨額窃盗の被害者である大谷をネタに、男女賞金格差を皮肉るセリーナに称賛する声もある一方で、賞金格差に理解を示す声や、被害者である大谷をイジるのはフェアじゃないなどの意見が相次いでいる。