現在ユーロ２０２４で活躍中のスペイン代表ＦＷニコ・ウィリアムズ（２２）のバルセロナ移籍が確定したことが１３日までに明らかになった。
ＢＢＣが報じたところによると、スペインのスポーツ専門紙「スポルト」がラ・リーガのハビエル・テバス会長が「バルセロナはウィリアムズと契約できるところまで来ている」と発言したことから、２２歳スペイン代表ＦＷの移籍が決定的になったという。
ウィリアムズは明日１４日の現地時間午後９時（日本時間１５日午前４時）のキックオフで行われるユーロ２０２４決勝（スペインｖｓイングランド）に出場予定。この日１３日に誕生日を迎えて１７歳になったバルセロナ所属のＦＷヤマルとともに、スペインを決勝に導く活躍を見せて大きな注目を集めている。
バルセロナ以外にもプレミアリーグのアーセナルとチェルシーもウィリアムズの獲得に興味を示していると報じられたが、去る８日にバルセロナのラポルタ会長が「経済的にウィリアムを獲得できる状況だ」と公言。さらにテバス会長がバルセロナがスペインのファイナンシャル・フェアー・プレーに抵触せずに「ウィリアムズを獲得できる」と示唆して、移籍が濃厚という形になった。
ウィリアムズは昨年暮れに、所属するアスレティック・ビルバオと新契約を締結。契約解除金は５８００万ユーロ（約１００億９２００万円）に設定されており、テバス会長の発言を信用すれば、バルセロナがこの金額を支払ってもルール違反とならない財政状況が整ったことになり、来季からは今回のユーロを席巻したヤマルとウィリアムズがチームの攻撃の両翼を担うことになりそうだ