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大谷翔平、真美子夫人の手作りケーキパワーで30歳初の決勝打 レッドカーペットに夫人&デコピンと参加示唆

スポーツ報知 2024年7月14日 0時30分

◆米大リーグ タイガース3―4ドジャース(12日、米ミシガン州デトロイト=コメリカパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が12日(日本時間13日)、敵地タイガース戦に「1番・DH」でフル出場し、同点の9回2死一、三塁の5打席目に30歳初の決勝打となる勝ち越し適時二塁打を放った。5日の誕生日は真美子夫人(27)の「おいしいケーキ」で祝福されたことを明かし、16日(同17日)のオールスター前に行うレッドカーペットショーには夫人、愛犬デコピンも参加する可能性を示唆した。

  感触はバッチリだった。大谷は打球を見つめて走り出すまでに4歩ほど余韻に浸った。同点の9回2死一、三塁の5打席目。1ボールからの2球目を迷わず振り抜くと、中堅フェンスの前でワンバウンドして越えていった。勝ち越しのエンタイトル適時二塁打は、30歳初の決勝打となり「打った瞬間は抜けるかどうか分からなかったですけど、何とか抜けてほしいなという気持ちで走ってました」と苦笑いだった。

 10打席ぶりの安打となった二塁打。飛距離は403フィート(約123メートル)で、中堅フェンス412フィート(約126メートル)まであと3メートルほどだった。データサイト「ベースボールサバント」によると30球団の本拠地のうち、慣れ親しんだドジャースタジアム、エンゼルスタジアムなど10球場であれば本塁打になった当たりだった。連敗を4で止める一打に「勝つか勝たないかはだいぶ違うと思う」。二塁塁上では両手を大きく振るお決まりのポーズを左翼のブルペン、一塁のベンチと2度披露した。

 愛のパワーも支えになっていた。5日に迎えた結婚後初めてで30歳の節目の誕生日では、自宅で真美子夫人に手作りの「おいしいケーキ」で、祝われたことを照れくさそうに明かした大谷。16日(日本時間17日)にテキサス州アーリントンで行われる、家族と並んで歩くことが恒例のレッドカーペットショーにも「今のところはその予定」と真美子夫人とともに登場することを明かしただけでなく、愛犬デコピンも「一緒には行くとは思います」と夢の3ショットが実現する可能性も示唆した。

 故障者が続出し、4連敗と苦しい状況が続いていたが、日本人初の米通算200号こそお預けになったが、大谷のバットがチームを救った。この試合まで得点圏打率は2割3分と苦しんでいたが、今季3度目の勝ち越し決勝打。スポーツ選手として一般的にピークを迎えるとされる30歳。「フィジカルの面も毎年よりいい状態で臨めているとは思う。今年ももちろん去年より状態もいいですし、その階段を一歩ずつ上っていると思う」。前半戦は残り2試合。伴侶とタッグを組んだ大谷は、さらに大きく、強くなっている。(安藤 宏太)

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