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【広島】新井貴浩監督 朝6時起床で甲南の次男・颯真投手観戦から3時間59分延長戦は石原がプロ初サヨナラ弾

スポーツ報知 2024年7月14日 5時0分

◆JERAセ・リーグ 広島1x―0ヤクルト=延長11回=(13日・マツダスタジアム)

 広島・新井貴浩監督(47)は、我先にと跳びはねながら歓喜の輪に加わった。両軍0行進で迎えた延長11回、先頭の途中出場・石原がプロ初のサヨナラ打となる3号ソロ。指揮官は「ちょうど藤井ヘッドと『コイシ(石原)がスライダー、本塁打を打たないかな』と話していた。そこでパカーン!って。見事な本塁打だった」と“予言的中”に興奮を隠さなかった。

 前夜ナイターの快勝から一夜明けたこの日、指揮官は朝6時に起床して新幹線に飛び乗り、片道約2時間、約250キロ離れた兵庫・高砂に向かった。午前8時56分に始まった甲南(兵庫)の次男・颯真投手(3年)の初戦突破を見届けると同時に球場を出て、試合開始の約1時間前にマツダ入り。3時間59分の延長戦にもかわらず、「朝は高校野球に力をもらって、昼はウチの選手に。ますます元気が出て来た。あと2試合連続(の指揮)でも大丈夫」と豪快に笑った。

 今季2度目の劇勝に導いた26歳は、昨季1軍出場なしから一転、今季は16試合で先発マスクをかぶる。指揮官は「彼が頑張って自分でつかんだ出番」と、7月に入って3試合で5番も任せた5年目の成長を喜ぶ。チームは連勝で5カードぶりの勝ち越しを決め、1ゲーム差の首位・巨人に食らい付いた。(畑中 祐司)

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