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クレイチコバ、ウィンブルドン初優勝 パオリーニにフルセット約2時間熱戦 2大会連続チェコ選手が頂点

スポーツ報知 2024年7月14日 1時14分

◆テニス ▽ウィンブルドン選手権 第13日(13日、ロンドン・オールイングランド・クラブ)

 女子シングルス決勝が行われ、第31シードのバルボラ・クレイチコバ(チェコ)が第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)に、6―2、2―6、6―4で勝ち、初優勝した。試合時間は1時間56分。

 チェコ選手の女王は史上4人目で、23年大会のマルケタ・ボンドロウソバに続き、2年連続となった。

 第1セットはクレイチコバが第2、第5ゲームをブレイク。左右に揺さぶり翻弄。クレイチコバは第1サーブからの得点率84%と高数字をマーク。パオリーニはブレイクポイントを一度も握れなかった。

 第2セットは、パオリーニがリズムを取り戻し、一気に0―3とリードを許す。クレイチコバはエネルギッシュで力強いショットを繰り出す相手のペースを変えられず、このセットで試合を決めることはできなかった。

 試合は最終第3セットに突入。第1、2セットと違い、両者譲らずキープが続く。均衡が破れたのは3―3の第7ゲーム、クレイチコバが先にブレイクに成功。5―4の第10ゲームは0―30から、30―40とされる。何とかジュースに持ち込むも、パオリーニも驚異の粘り。3度目のチャンピオンシップポイントで、勝利を決めた。

 クレイチコバは、21年全仏オープン以来、4大大会2度目の制覇。ダブルスは過去7度Vで、ウィンブルドンでも2018、22年大会と2度優勝していた。

 一方のパオリーニは、女子選手では小柄な163センチの体で、約15センチも上回るクレイチコバに食らいついた。ウィンブルドンは、4度目の出場。過去3大会は全て1回戦敗退だったが、今大会で初白星を挙げると、怒とうの勢いで決勝へ。イタリア人初のファイナル進出者となった。

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