◆プロレスリング・ノア「DESTINATION 2024」(13日、日本武道館)観衆4196
プロレスリング・ノアは13日、日本武道館で年間最大のビッグマッチを開催した。
メインイベントは、GHCヘビー級王者・清宮海斗が稲村愛輝改め「YOICHI」と2度目の防衛戦。共にノアでデビューした両雄。生え抜きの選手による武道館で「GHCヘビー級選手権」は旗揚げ24年目と初となった。
新たな時代を告げるタイトルマッチは、互いが死力を尽くした激闘となったが25分31秒、変型シャイニングウィザードで清宮がYOICHIを沈め2度目の防衛に成功した。
昨年9月に海外武者修業へ旅立ち、リングネームも本名の「稲村愛輝」から「YOICHI」へ変え英国、米国など6か国で貴重な経験を重ね飛躍。6・16横浜BUNTAI大会で突如、出現しつかみとった最高峰へのチャレンジだったが、あと一歩、届かなかった。
バックステージでYOICHIは「YOICHIは終わり」と宣言し九段下の坂を駆け下りた。この意向を受け大会後にノアは「選手名変更のご案内」と題し「7・13日本武道館大会に出場いたしましたYOICHI選手は、本人の要望により今後は『稲村愛輝』といたします。関係各位の皆様にはお手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします」と発表した。
「YOICHI」改め「稲村愛輝」は8月4日に横浜武道館で開幕する真夏の最強決定戦「N―1 VICTORY 2024」に2年連続4度目の参戦。武道館で敗れた悔しさを糧にシン「稲村愛輝」として初優勝を目指す。
◆7・13日本武道館全成績
▼ダブルメインイベント2・GHCヘビー級選手権試合60分1本勝負
○王者・清宮海斗(25分31秒、変型シャイニングウィザード→片エビ固め)挑戦者・YOICHI●
▼ダブルメインイベント1・スペシャルシングルマッチ60分1本勝負
○AJスタイルズ(25分27秒、スタイルズクラッシュ→エビ固め)丸藤正道●
▼第9試合・LUCHA LIBREスペシャルタッグマッチ30分1本勝負
○イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、ガレノ・デル・マル(13分43秒、ワグナードライバー→片エビ固め)ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ●
▼GHCジュニアヘビー級選手権試合60分1本勝負
○挑戦者・AMAKUSA(16分21秒、変型十字架固め)王者・ダガ●
▼GHCナショナル選手権試合60分1本勝負
○挑戦者・佐々木憂流迦(12分05秒、スリーパーホールド→レフェリーストップ)王者・HAYATA●
▼世界ヘビー級選手権30分1本勝負
○挑戦者・潮崎豪(15分00秒、豪腕ラリアット→片エビ固め)王者・齋藤彰俊●
▼第5試合 GLG FINAL・6人タッグマッチ30分1本勝負
○ジェイク・リー、YO―HEY、タダスケ(13分44秒、FBS→)ジャック・モリス、アンソニー・グリーン、LJ・クリアリー●
▼第4試合・シングルマッチ30分1本勝負
○拳王(12分05秒、炎輪→片エビ固め)永田裕志●
▼第3試合・6人タッグマッチ20分1本勝負
近藤修司、○Eita、AKIRA(12分00秒、Imperial Uno→片エビ固め)小川良成、大岩陵平、大和田侑●
▼第2試合・6人タッグマッチ20分1本勝負
マサ北宮、○征矢学、稲葉大樹(9分55秒、ジャンピングDDT→片エビ固め)杉浦貴、藤田和之、谷口周平●
▼第1試合・3WAYタッグマッチ15分1本勝負
〇アレハンドロ、クリストバル(8分48秒、空回弾→片エビ固め)大原はじめ、スペル・クレイジー●
※残りは、ニンジャ・マック、宮脇純太