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齋藤彰俊、武道館で潮崎豪に敗れ「引退」宣言…「あの広島の地で心に誓ったこと…俺なりに果たした」…7・13日本武道館全成績

スポーツ報知 2024年7月14日 10時5分

◆プロレスリング・ノア「DESTINATION 2024」(13日、日本武道館)観衆4196

 プロレスリング・ノアは13日、日本武道館で年間最大のビッグマッチを開催した。

 今年1月に結成した「TEAM NOAH」同士の対決となった世界ヘビー級選手権は挑戦者・潮崎豪が15分00秒、豪腕ラリアットで王者・齋藤彰俊を破り王座奪取に成功した。齋藤は4度目の防衛に失敗した。

 リング上で齋藤はマイクを持ち「なぜ俺がTEAM NOAHだったか。それは潮崎豪という男の思いが琴線に触れたから。そして、俺には、やらなくてはならないこと、伝えなくてはならないことがあったからだ。TEAM NOAHになってから俺の戦いで少しでもみんなが感じていてくれたらら嬉しい」と明かすと天を指さし創始者の三沢光晴さんへ思いをはせ「あの天におられる偉大なる方の足元には及ばないが、2009年6月13日、あの広島の地で心に誓ったこと、約束したこと、15年という長い時はかかったけど、俺なりに、俺なりにだよ…今日、果たしたのかなと思う。だから、引退を決意した!」と宣言した。続けて「潮崎、TEAM NOAHをプロレスリング・ノアを、プロレスを、よろしく頼む!」と絶叫し潮崎と抱き合った。

 バックステージで潮崎は「あの人が決めたから、その覚悟だと思うし。その齋藤彰俊と日本武道館で戦えて幸せでした。またね、このベルトに関しても、ベルトの重さ、より重く、齋藤彰俊から引き継がれたと思ってますし、それも落とさないためにも俺はこれから全力で、より意識をもって戦っていきます。まだ最後と思わないけど、あの齋藤彰俊からこのベルトを獲れて、俺の思いも強くなりました」と言葉を絞り出した。

 齋藤は、空手家から1990年にプロレスデビュー。新日本プロレスの「平成維震軍」で活躍し2000年からプロレスリング・ノアが主戦場となり06年に正式に入団した。GHCタッグ王座を5度奪取するなど主力選手として人気を集めたが、34年あまりのプロレス人生に終止符を打つことを決意した。正式な引退試合は現時点で発表になっていないが今後の試合は「引退ロード」となる。

 ◆7・13日本武道館全成績

 ▼ダブルメインイベント2・GHCヘビー級選手権試合60分1本勝負

○王者・清宮海斗(25分31秒、変型シャイニングウィザード→片エビ固め)挑戦者・YOICHI●

 ▼ダブルメインイベント1・スペシャルシングルマッチ60分1本勝負

○AJスタイルズ(25分27秒、スタイルズクラッシュ→エビ固め)丸藤正道●

 ▼第9試合・LUCHA LIBREスペシャルタッグマッチ30分1本勝負

○イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.、ガレノ・デル・マル(13分43秒、ワグナードライバー→片エビ固め)ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ●

 ▼GHCジュニアヘビー級選手権試合60分1本勝負

○挑戦者・AMAKUSA(16分21秒、変型十字架固め)王者・ダガ●

 ▼GHCナショナル選手権試合60分1本勝負

○挑戦者・佐々木憂流迦(12分05秒、スリーパーホールド→レフェリーストップ)王者・HAYATA●

 

 ▼世界ヘビー級選手権30分1本勝負

○挑戦者・潮崎豪(15分00秒、豪腕ラリアット→片エビ固め)王者・齋藤彰俊●

 ▼第5試合 GLG FINAL・6人タッグマッチ30分1本勝負

○ジェイク・リー、YO―HEY、タダスケ(13分44秒、FBS→)ジャック・モリス、アンソニー・グリーン、LJ・クリアリー●

 ▼第4試合・シングルマッチ30分1本勝負

○拳王(12分05秒、炎輪→片エビ固め)永田裕志●

 ▼第3試合・6人タッグマッチ20分1本勝負

近藤修司、○Eita、AKIRA(12分00秒、Imperial Uno→片エビ固め)小川良成、大岩陵平、大和田侑●

 ▼第2試合・6人タッグマッチ20分1本勝負

マサ北宮、○征矢学、稲葉大樹(9分55秒、ジャンピングDDT→片エビ固め)杉浦貴、藤田和之、谷口周平●

 ▼第1試合・3WAYタッグマッチ15分1本勝負

〇アレハンドロ、クリストバル(8分48秒、空回弾→片エビ固め)大原はじめ、スペル・クレイジー●

※残りは、ニンジャ・マック、宮脇純太

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