◆JERAセ・リーグ 中日2―6阪神=延長10回=(14日・バンテリンドーム)
阪神・原口文仁内野手が持ち前の勝負強さで均衡を破った。1―1の延長10回1死一、二塁、代打で勝ち越しの左前打。7月は4打数3安打2打点と絶好調で、全てが勝利に直結する一打だ。今季の代打成績も30打数9安打で打率3割と高水準をキープしている。以下は原口の一問一答。
(ヒーローインタビューで)
―気持ちとしては
「いい場面で本当に一本打てて良かったなと思います」
―どんな意識で打席に
「バッテリー中心にすごく粘り強く守っていたので、なんとかチャンスで打ちたいと思って準備していましたし、このチャンスで本当に打つしかないなと思っていきました」
―左前に落ちた時の思い
「本当に自分の感覚の中で、落ちるんじゃないかなというのがあったので、ランナーの島田がよくいい判断をして走ってくれました」
―7月は4打数3安打で2本の適時打。勝負強い
「いやもうね、走者がいる場面で回ってくるのはいつも必死のパッチでいきます」
―あす15日から首位巨人戦
「本当にチーム一丸でこの連敗を何とか止めようとやっていたので、本当にいい流れで東京にいけると思うので、みなさんの熱い応援で東京もよろしくお願いします」
(囲み取材で)
―1死一、二塁でダブルプレーだけは避けたい場面。アプローチは
「いや、それはもう関係なくしっかりボール球を見極めて、なんとかヒット打てるようにと」
―感触は
「いい詰まり方をしたので打った瞬間落ちるかなという感覚があって。(二塁走者の)島田も難しい打球だったけどかえってきてくれて、ナイスランでした」
―直前の無死一、二塁では小幡のバントが投飛になった
「小幡はいつも頑張っているしそういう時もあるので何とかカバーしてあげたい気持ちで打席に向かった。それがヒットになって点が入ってよかったです」
―5回まで3併殺など重苦しい雰囲気を打ち破った
「そのあと(植田)海も(佐藤)テルも打ってくれたので。重苦しい雰囲気を打ち破れたので、いいヒットになったかなと思うけど、10回裏の(中日の)攻撃もあったから何点あってもよかったなと思います」
―速球に振り負けなかった
「追い込まれていたので。なおかつ(カウントが)3(ボール)2(ストライク)だったので。四球もチームとしてそういう打撃はすごく大事だと思っていた。後ろにつなぐこと。それがヒットになってくれたのでよかったなと思います」
―7月のヒットは3本とも勝ちにつながっている
「やっぱり出る場面がそういうところが多くなっていると思う。そういう中で準備して、いい結果が出ているのは自分自身もそうだけど、チームにもプラスになる。続けていきたいです」
―あす15日からの首位巨人戦にもいい雰囲気で迎える
「連敗していてすごく大事な試合というのはみんな分かっていたし。一つ勝って、勝つ勝たないはすごく大きいと思うので、また東京行ってみんなでいい試合をしたいと思います」
―打撃のアプローチは変えながらだったか
「いや、それは全然。いろいろ自分の中で工夫しながら」
―状態は上がってきている
「なかなか、状態がよくてもヒットが出ない時もありますし。こればっかりは巡り合わせだったり、その時の運とかいろいろな要素があると思う。結果的にプラスになっているのは自分の中でも次に向けて、いい流れもできてますし。結果がすべてなので、また次につながると思います」