◆JERA セ・リーグ 巨人0―6DeNA(14日・東京ドーム)
大きな一発で王手をかけた。4―0の6回先頭、DeNA・牧は畠の2ボールからの3球目。146キロの高めの直球に反応すると、左中間席中段まで運んだ。追加点を奪う12号ソロに「(ケイが)0点で抑えている中、点を取れてよかった。カウントもよくしっかり捉えることができた」と納得の表情だ。
反省を生かした。初回、打線が計5安打を放ち一挙4点を奪う猛攻。東京ドームではチームが10連敗していた菅野を打ち崩した。しかし、無死一塁の場面で空振り三振。「流れを止めてしまった。後のバッターがつないでくれてよかった」。3打席目の一発で存在感を示した。
これで通算300打点に王手。4年目での到達は球団の日本人最速で、長嶋茂雄、清原和博らに並ぶ。「今しかできない記録。試合中は意識しないけど終わってみて」とレジェンドの背中を追いかける。チームは連敗を2でストップし、首位とのゲーム差は1。主将がさらに勢いをつける。(内藤 菜月)