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【高校野球】2年ぶり単独出場の両国、初戦突破とはならず 兼平怜主将「単独で出られてすごいうれしかった」

スポーツ報知 2024年7月14日 22時42分

◆第106回全国高校野球選手権 東東京大会▽2回戦 青山学院16―0両国=5回コールド=(14日・JPアセットスタジアム江戸川

 2022年夏の東東京大会以来の単独出場を果たしたが、青山学院相手に0―16で5回コールド負け。初戦突破とはならなかったが、最後まで泥だらけになりながら懸命に戦い続けた。

 登録メンバーは定員に満たない13人。この日のスタメンも、うち2人は卓球部と軽音部からの助っ人部員だ。4月の段階で正規部員は8人と岐路に立たされた。助っ人を集めて単独出場するか、それともここ数年のように連合チームで出場するか。悩んだが、時にぶつかりながら何度も話し合い、「8人全員が1倍以上の役割を果たして(単独出場で)やろう」と決定。中高一貫校である特徴を生かし、中学まで野球部に所属していた選手を中心に声をかけ、流哲平監督(43)も一緒に頭を下げるなどして助っ人を集めてこの日を迎えた。

 「4月からここまでは走り抜けた、よくやってくれました。いいチームになったと思っています」と監督は選手たちをねぎらった。多くの困難を乗り越えたどり着いた、最後の夏の単独出場。兼平怜主将(3年)は「単独で出られてすごいうれしかった。3年生(の助っ人部員)は受験も近いのに練習にも来てくれて感謝しかない。(単独出場は)間違いじゃなかった」と感慨深げ。「青春を野球にかけてきて良かった。野球は素晴らしいスポーツ」とかみしめていた。

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