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【高校野球】神戸北が最後の夏に2回戦突破 2年生・羽村優志がプロ注目左腕に投げ勝ち「夢みたい」

スポーツ報知 2024年7月14日 22時49分

◆第106回全国高校野球選手権兵庫大会 ▽2回戦 神戸北4―2神戸(14日・高砂市野球場)

 25年春の神戸甲北との合併に伴い、今夏が最後の単独出場となる神戸北が、神戸との接戦を制した。

 初回、2死二塁から「4番・投手」で先発の羽村優志(2年)が右翼線に適時二塁打。相手先発の最速144キロ左腕・船見将太(3年)から、幸先良く先取点を奪った。

 直後の2回、羽村は2点を奪われ、逆転を許す。だが、4回無死一塁から自らのバットで再び右翼線を破る適時二塁打。2年生エースは自らの援護で同点に追いつき、投球の流れを作った。

 2―2で迎えた6回には、相手の失策と暴投が絡んで2得点。待望の勝ち越し点を挙げ、後半戦の主導権を握った。

 3回以降、羽村はキレのある直球と低めに制球された変化球で打者を料理。テンポの良い投球で、スコアボードに「0」を並べ続けた。9回2死、27個目のアウトを空振り三振で奪うと、笑顔でナインとハイタッチ。2失点完投で、チームを勝利に導いた。

 試合後、プロ注目・船見との左腕対決に投げ勝った背番号1は「夢を見ているみたい」と笑顔。「まだまだ3年生と野球がしたいので、負けてられない」と、1日でも長く「神戸北」としての最後の夏を戦い抜く覚悟を示した。

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