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50年ぶり夏3連覇狙う社は1点差辛勝 V打の5番打者「やることをやれば結果はついてくる」

スポーツ報知 2024年7月15日 5時0分

◆第106回全国高校野球選手権兵庫大会 ▽3回戦 社5―4洲本(14日・高砂市野球場)

 兵庫大会では、1972~74年の東洋大姫路以来、50年ぶりの夏の3連覇を狙う社が辛勝し、4回戦にコマを進めた。

 身長163センチと決して大きくない体で、大きな仕事をやってのけた。4―4の7回1死一、三塁、竹岡政翔(かずと)右翼手(3年)が内角直球をしぶとく中前へ勝ち越し打。これが決勝点となった。元巨人・高橋由伸氏に憧れているという5番打者が、巧打を披露し「チームに貢献できて良かった」と笑顔を見せた。

 どんな状況でも心は動じない。社ナインは普段の練習でメンタルトレーニングを実施。「深呼吸や明るい表情を意識する。常に自分にとってのゾーンに入れるように」と気持ちの浮き沈みをなくす目的だ。この日、竹岡は3打席目までいずれも走者を置いた場面で凡退。それでも、この日一番の好機では「特に気負わず」とリラックスし打席へ。見事、練習の成果を見せた。

 強豪ぞろいの兵庫で50年ぶりの夏3連覇へ、今後も厳しい戦いが予想されるが「あまりそこは意識はせず。やることをやれば結果はついてくる」と背番号9。偉業にも自然体で挑む。(南部 俊太)

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