◆米大リーグ オリオールズ6×―5ヤンキース(14日・米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)
オリオールズが14日(日本時間15日)、本拠の首位攻防3連戦のヤンキース相手に劇的な逆転サヨナラ勝ちでア・リーグ東地区首位の座を守った。
負ければ6月26日以来の2位転落の危機だった試合。オリオールズ3―2で迎えた9回表に、抑えのキンブレルがヤンキースの新人ライスに6号3ランを浴びて5―3と逆転を許した。ホームランボールはグラウンドに投げ返され、オリオールズファンで埋まったスタジアムは凍りつき、一部のヤンキースファンだけが盛り上がっていた。
その裏1死一、二塁のチャンスにこの日28号本塁打を放っていたヘンダーソンが見逃し三振に倒れ2アウト。2死満塁でマウントキャッスルの打球は平凡な遊ゴロでゲームセットかと思われたが、名手ボルピが何とファンブルで1点差。続くムリンスが左越え二塁打を放って2者がかえり劇的な逆転サヨナラ。オリオールズナインが総出でヒーローを囲んだ。一方、敗れたヤンキースナインは肩を落としてベンチに戻っていった。