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中谷潤人と対戦するアストロラビオ王座奪取へ180ラウンドものスパーリング「やれることはすべてやる」

スポーツ報知 2024年7月15日 13時41分

◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・中谷潤人―同級1位ビンセント・アストロラビオ(20日、東京・両国国技館)

 WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)と対戦するビンセント・アストロラビオ(フィリピン)が15日、都内のジムで練習を公開した。シャドーボクシング2回、ミット打ち1回などで軽めの調整となった。4か月間の合宿では中谷に近い身長でサウスポーの日本人を含め、スパーリングを中心に練習を行ってきた。「合計180ラウンドくらい。(日本人選手とは)120ラウンドくらい」と準備万端で試合に臨む。

 米老舗メディア「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じた最強ランキング)で10位に入る中谷が圧倒的有利と予想されている。身長165センチ、リーチが166センチのアストロラビオ。身長で7センチ、リーチで4センチ上回るチャンピオンについて「いいボクサー。チャンピオンですし、まじめな選手だと思う」とリスペクトを口にした。

 アストロラビオは昨年5月、WBO世界バンタム級王座決定戦でジェーソン・モロニー(オーストラリア)に判定負け。再起戦となった同8月のナワポン・カイカンハ(タイ)戦で11回TKO勝ちした。約11か月試合をしていないが、「負けたら、またゼロからのスタートになる。この試合に向けて準備してきた。やれることは何でもやる」と王座奪取のために全身全霊を懸ける。

 26歳の中谷の戦績は27勝(20KO)、27歳のアストロラビオが19勝(14KO)4敗。

 試合はPrime Videoで生配信される。

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