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【高校野球】履正社が初戦コールド発進!虎党・近沢賢虎が2安打1ホーマー「アレしたい」と夏連覇へ決意

スポーツ報知 2024年7月15日 16時8分

◆第106回全国高校野球選手権大阪大会 ▽2回戦 履正社10―0豊中=5回コールド=(15日・住之江公園野球場)

 “賢虎”の一打で、アレに向けて好発進だ。

 8―0の3回1死一塁、履正社(大阪)の1番・近沢賢虎右翼手(3年)が放った打球は左翼へ。90メートルのフェンスを遥かに超える、特大の2点本塁打となった。公式戦では初となるアーチに右打者は「ライナーの意識が(結果に)つながった。感触は良かったです」と大喜び。2回にも適時打をマークするなど、2安打3打点でチームの5回コールド発進に貢献した。

 賢い虎と書いて「けんご」と読む。「両親が阪神好きなので」と、「虎」の字が入った名前を付けられた。そんな近沢自身も、もちろん生まれつきの阪神ファン。「ずっと甲子園に連れて行かれたので。(去年の優勝は)無理かなと思っていたので、まさかでした」と、取材中も随所に猛虎魂を見せつける。中でも“推し”の選手は、近本光司。「(近本と近沢で)ちょっと似てて、まあそこはあれなんですけど、走攻守揃ってて率も残せる。自分と合ったプレースタイルで、目指していきたい」と、同じリードオフマンに憧れを抱く。この日、近沢は2盗塁をマーク。巧みな打撃に加えて、入団5年で4度の盗塁王を獲得した、虎の韋駄天さながらの脚でもチームに流れを呼び込んだ。

 昨夏の大阪王者で、今年は初の夏2連覇を狙う履正社。強豪ぞろいの大阪で、今後は厳しい戦いが予想されるが、「プレッシャーはそこまで感じない」と頼もしい。「まずは大阪優勝でアレしてから、日本一でアレのアレを達成したい」。最後まで、虎党らしく意気込んだ。

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