◆東海女子サッカーリーグ１部 藤枝順心高３―１常葉大橘高（１５日、藤枝順心高Ｇ）
全国高校総体（３０日開幕・北海道）で２連覇を目指す藤枝順心が、同じ静岡県内のライバル・常葉大橘に３―１で快勝した。
６月２日の橘との県決勝は１―０。シュート９本と攻め込みながら、終盤までゴールを奪えず苦しんだ。しかし、この日は違った。前半４２分にＦＷ藤原凛音（りおん、３年）のミドルで先制すると、アディショナルタイムの同４８分にはＭＦ葛西のスルーパスから小松―宮路とつないで、右サイドを走り込んだ藤原がゴール。鮮やかなカウンター攻撃に「最近準備してきたことが形になった」とＭＦ植本愛実主将（３年）は振り返った。
後半開始早々にも加点して快勝。中村翔監督は「いい形で点が取れた」とうなずき、２得点の藤原も「自信になります。全国大会でも力を出し切りたい」と話した。（里見 祐司）