◆イースタン・リーグ 巨人4―3西武(15日・ジャイアンツ球場)
巨人の育成・伊藤優輔投手が、10登板連続無失点で防御率を「0・90」とした。イースタン・西武戦に1点リードの9回に登板。先頭のモンテルに左中間二塁打を浴び、1死三塁のピンチを背負った。だが代打の仲三河を空振り三振に仕留め、奥村には四球を許したが、最後は金子侑を152キロの直球で遊ゴロに封じて試合を締めた。
20年ドラフト4位で入団し、1年目の21年11月に右肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けて育成契約。育成3年目となった今季は直球が150キロ超を計測するなど球威が戻り、開幕から好投。6月上旬には防御率「1・42」まで悪化したが、再び無失点投球を続けて防御率を再び0点台に乗せ、今月末に支配下登録期限が迫る中で猛アピールを続けている。