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大谷翔平、4度目のオールスターは「2番・DH」、指揮官発表 あす日本時間17日、初本塁打&MVP期待

スポーツ報知 2024年7月16日 3時6分

 16日(日本時間17日)のオールスターゲーム(テキサス州アーリントン)を翌日に控えた15日(同16日)、両チームの先発投手と監督が出席した公式会見が行われてスタメンが発表され、4年連続4度目の出場となるドジャース・大谷翔平投手(30)はナ・リーグのスタメンに「2番・指名打者」で入った。日本人選手では、カブス・今永昇太投手(30)も選出されており、リリーフ登板することが濃厚だ。

 ドジャース加入1年目の今季は、ここまでチームの97試合中、94試合に出場。370打数117安打の打率3割1分6厘、29本塁打、69打点、23盗塁と、いずれもリーグトップ3に入る好成績を残した。チームも貯金15でナ・リーグ西地区首位を独走。グラスノー、山本、ミラー、ビューラー、ベッツ、マンシー、ヘイワードら主力の離脱者が続出する中で、大谷は打線の中心で躍動してきた。

 両リーグの先発投手は、ア・リーグがオリオールズのC・バーンズ投手(29)、ナ・リーグがパイレーツのP・スキーンズ投手(22)。大谷は今季9勝(4敗)を挙げている右腕のバーンズと1打席目で対戦することが濃厚だ。昨季対戦した際には3打数1安打だった。

 オールスター出場は21年から4年連続4度目。スタメン野手を決めるファン投票で選出され、4年連続のスタメン出場が決まった。これまでの3年間は毎年2打席に立っているが、放った安打は22年にカーショー(ドジャース)から放った中前安打の1本だけ。6打席で4打数1安打、2四球とまだ長打は出ていない。

 もちろん注目が集まるのは、オールスター初本塁打とMVPだ。日本人選手では、07年にイチロー(マリナーズ)がランニングホームランを放ってMVPに輝いたことはあるが、日本人初の柵越え本塁打、2人目のMVPに期待がかかる。

 この日行われるホームランダービーには、昨年9月に受けた右肘手術からのリハビリ中であることを理由に出場しない。両リーグのスタメンは以下の通り。

【ア・リーグ】

1左 クワン(ガーディアンズ)

2遊 ヘンダーソン(オリオールズ)

3右 ソト(ヤンキース)

4中 ジャッジ(ヤンキース)

5指 アルバレス(アストロズ)

6三 ラミレス(ガーディアンズ)

7一 ゲレロ(ブルージェイズ)

8捕 ラッチマン(オリオールズ)

9二 セミエン(レンジャーズ)

投・バーンズ(オリオールズ)

【ナ・リーグ】

1二 マルテ(ダイヤモンドバックス)

2指 大谷翔平(ドジャース)

3遊 ターナー(フィリーズ)

4一 ハーパー(フィリーズ)

5捕 コントレラス(ブルワーズ)

6右 イエリチ(ブルワーズ)

7三 ボーム(フィリーズ)

8中 T・ヘルナンデス(ドジャース)

9左 プロファー(パドレス)

投・スキーンズ(パイレーツ)

 ◆大谷のこれまでのオールスター

 ▽21年(デンバー) 投手は選手間投票5位、DHはファン投票で選出され、史上初の二刀流出場。球宴前日の本塁打競争には日本人初出場も初戦敗退。「1番・投手、DH」で先発し、1回無安打無失点で勝利投手になったが、打者ではシャーザーの前に二ゴロ、バーンズの前に一ゴロの2打数無安打。

 ▽22年(ロサンゼルス) 投手はMLB機構推薦、DHはファン投票で選出。投手の登板、本塁打競争の出場は体力面などを考慮して回避したが、「1番・DH」で先発。「First pitch, Full swing,」(初球をフルスイングする)と宣言して打席に入り、カーショーの初球を中前安打もけん制死。2打席目はマスグローブから四球を選んだ。

 ▽23年(シアトル) 初めて1次投票でリーグトップの得票で、最終投票に進まず出場決定。先発投手でも選手間投票5位で選出された。右手中指の爪とマメの状態を考慮して投手の登板と本塁打競争は回避し、試合では打者のみの出場。「Come! to! Seattle!」(シアトルに来て!)の大合唱の中、1打席目はゲーレンの前に空振り三振を喫し、2打席目は元同僚のカッブとの対戦では四球だった。

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