◆巨人・阪神OB戦 巨人3―2阪神(5回特別ルール=15日・東京ドーム)
「伝統の一戦~レジェンズOB対決~」と銘打たれたOB戦。阪神OBが2回に矢野氏の犠飛で先制すると、その後3回に巨人OBが福王氏の勝ち越し打などで3点を奪い、巨人OBが1点差で競り勝った。
試合後は両軍の監督がインタビューに応じた。巨人OBの中畑清監督は「序盤から阪神さんの応援の歓声がすごかった。応援に圧倒されるんだけど、途中からわがジャイアンツもエンジンがかかってきて。このままじゃやられるぞと。演出しても演出しきれないようなゲーム展開になったね」と振り返った。
自身も安打を記録したことには「バッティングは100%でしょ。私はやっぱり天才だなと思いましたね。あそこで打てる選手はいないって。言い過ぎですけどね。本当打たせてくれたの、(藤川)球児が。思わず私も万歳しましたけど。感動しました」とし、「最高の思い出をいただきまして、ありがとうございました」とファンに感謝した。
阪神OBの川藤監督も「勝つことも大事。でもみんなで一つになってやる、それも大事」と話し、3万5000人の観衆に「ありがたい。皆さん残っていただいて、みんなで盛り上げてもらったOB戦。何も言うことない。ありがとうございました」と笑顔を見せた。