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阿部一二三&詩、祖父は野球で浪商入学もラグビー転向で大阪4強…父と母の出会って一目惚れ告白には「なんかイヤだ…」

スポーツ報知 2024年7月15日 20時46分

 パリ五輪で日本柔道界初の兄妹での同日2連覇を目指す男子66キロ級の阿部一二三(26)と、女子52キロ級で妹の阿部詩(24)=ともにパーク24=が15日放送のNHK総合「ファミリーヒストリー」(月曜・午後7時半)に出演。自らのルーツに迫った。

 同番組は著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材。「アイデンティティ」、「家族の絆」を見つめるドキュメント番組。今回は阿部兄妹のルーツに迫り、その強さの秘密が探られた。

 現役消防士の父・浩二さんが若き日に同期と繰り出した大阪の繁華街で「同僚がかわいい女の子2人に声をかけて」知り合ったのが、後に兄妹の母となる愛さんだった。番組では、愛さんの当時の写真も披露。詩とのあまりのそっくりさにMCの今田耕司が「詩ちゃんやん!?」と驚く一幕もあった。

 自身のルーツについて「おじいちゃんが(鹿児島・)奄美大島ということしか知らないです」と愛さん。先祖の谷村家は地元で日本でも最高峰の絹織物の一つ・大島紬を生産していた。

 「奄美大島には行ったことがない」と声をそろえた兄妹。祖先が奄美大島で西郷隆盛を案内していたという歴史を知らされると「すごいなあ」と声をそろえた。

 母方の祖父・榮さんはスポーツ万能で、野球では遊撃手で活躍。名門・浪商に入学もレギュラー争いに敗れ、退部。後にラグビー部に転部し、大阪ベスト4入りしたという。

 後に高速産業という運送会社を設立。チャレンジ精神で会社を成長させたが、不況になると、今度は電子部品などを組み立てる谷村産業を設立するなど、エネルギッシュに働いた。

 娘の愛さんも榮さんの運動神経を受け継ぎ、徒競走などでは常に一番。高校卒業後、大阪社会体育専門学校を経て、スポーツクラブにインストラクターとして就職した。

 兄妹の父・浩二さんの第一印象について「かっこいいと思いました。すごいタイプというか。本当に一目惚れ状態の衝撃的な出会いでした」と率直に明かしていた。

 両親の、のろけにも映るやり取りを見た詩は「なんかイヤだ…」と苦笑。一二三も「(祖父は)本当にチャレンジすること大好きなんだなと思いました。コレって決めたらやるし、決断したら速い」と話していた。

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