◆JERA セ・リーグ 巨人0―2阪神(15日・東京ドーム)
またしても白星をつかめなかった。0―0の4回。赤星は2死一、三塁のピンチで大山にスライダーを捉えられ、左翼線へ決勝の2点二塁打を浴びた。5回74球を投げ、4安打2失点。打線の援護にも恵まれず、開幕から6連敗となった。
それでも力は見せた。3回までは毎回三振を奪うなど、最速151キロの直球にフォークやシュートなど多彩な変化球で封じ「入りは意識してしっかり投げられたのでよかった」と振り返った。4回は粘りきれず「ボールが自分の思っているよりも少し中に入ったり、外れたりしている感じはした」と反省した。
杉内投手チーフコーチは「気合も入っていたし、ボールもいいものがあった。あそこ(4回のピンチ)を乗り越えないといけない」と評価した。今後については球宴もあり、間が空くことから「1回抹消して、次の先発に向けて調整してもらう」と語った。背番号31が報われる日は必ず来る。(水上 智恵)