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「やっぱりオレは天才」中畑清さん監督ながら代打出場、藤川球児さん打ち…「伝統の一戦~レジェンズOB対決~」

スポーツ報知 2024年7月16日 6時0分

◆巨人・阪神OB戦 巨人3―2阪神(5回特別ルール=15日・東京ドーム)

 巨人・阪神戦の試合後にプロ野球90周年を記念したOB戦が「伝統の一戦~レジェンズOB対決~」と銘打たれて行われた。両軍合わせて70人のOBが集結。当初、参加予定に入っていなかった王貞治さん(ソフトバンク球団会長)も登場し、「レジェンドOB」のスタメンが発表された。記念撮影後に始まったゲームは、過去の映像を織り交ぜながら進行。結果は巨人が3―2で勝利した。

 レジェンドがずらりの伝統の一戦は、逆転で巨人が制した。直前の公式戦では負けていただけに、接戦をモノにした巨人OB会長の中畑清監督は「演出してもできない展開で、ベンチも盛り上がった」とご機嫌。公式戦に詰めかけたファンの多くが残って観戦し、3万5000人(主催者発表)が、往年の名選手のプレーを楽しんだ。

 バットコントロールはさすがだが、足がついてこない。5回、阪神・田淵が巨人・鹿取の球を鮮やかに中前に運んだものの、一塁が遠い。あわや中ゴロかと思われたが、忖度(そんたく)?もあって無事ヒットになり、スタンドには笑いと歓声が広がった。キヨシ監督は自らも5回2死から代打で登場し、藤川から三遊間を破るヒット。「やっぱりオレは天才! いい時間をつくれて感動した」と、ファン以上にうれしそうだった。監督が指名したMVPは、先発で1回を無失点に抑えた上原。「久しぶりのドームの声援が懐かしく、うれしかった」と、こちらも笑顔があふれた。

 〇…巨人・原辰徳前監督(現オーナー付特別顧問)がファンに感謝した。OB戦に出場し「たくさん残っていただいて、この中でやれたっていうのは、あらためてファンの人の力に支えられていたんだなと思います」とした。三塁手として強いゴロを捕球する姿も披露し「そこそこ動けたね」と笑顔。OB戦は勝利も、公式戦は敗戦だったが「1勝1敗だよ」と“原節”で語った。

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