◆パ・リーグ ソフトバンク5―8ロッテ(15日・みずほペイペイドーム)
押せ押せムードの敵地で、クールなソトも乗っていた。3つの押し出し四球などで一気に逆転した7回。なおも2死二、三塁で又吉の内寄りのシュートを狙い打った。「前の打席まで2三振していたので積極的にいこうと思っていた。点差が開けばウチの投手も楽に投げられるし」と左翼に11号3ランを放り込んで、一挙7得点の猛攻を締めた。
14日のオリックス戦(ZOZO)のナイターから一夜明けて、羽田―福岡間の空路移動を経ての試合。疲労を考慮して全体練習はなかったが“ソト先生”は大忙しだった。安田に要請されて素振りをチェックし、ティー打撃でも身ぶり手ぶりで指導。「できるだけ仲間を助けたい」と手本を示しながら打撃をセルフチェックして一発につなげ、リーグトップの打点を57とした。
敵地でのカード初戦に勝利して、最大12・5ゲーム差あった首位ソフトバンクと6差。追撃の中心に、頼もしい先生がいる。(阿見 俊輔)