Infoseek 楽天

MLB球宴前日の本塁打競争はドジャースのT・ヘルナンデスが初出場初優勝 大谷翔平の助言効果?

スポーツ報知 2024年7月16日 12時0分

 16日(日本時間17日)にレンジャーズの本拠地・テキサス州アーリントンで行われるオールスター前日恒例のホームランダービーが15日(同16日)、グローブライフフィールド行われ、ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手(31)が初出場初優勝を果たした。

 昨年までは初戦から「トーナメント制」だったが、今年から1回戦は「総当たり制」となり、出場8選手のうち上位4選手が準決勝に進み、準決勝と決勝がトーナメントという方式に変更。負担軽減のため新たに球数制限も設けられ、1回戦は3分間または40球(タイムアウト45秒)に、3アウト(サク越え以外は全てアウト)になるまでスイングすることができるボーナス(その間425フィート=約130メートル以上の本塁打が出ると4アウト目が追加)の本数で競われた。準決勝にはボーム(フィリーズ)、ラミレス(ガーディアンズ)、ウィット(ロイヤルズ)、T・ヘルナンデスの4選手が駒を進めた。

 昨年9月に受けた右肘手術から投手としてのリハビリもあるため、ドジャース・大谷翔平投手(30)は本塁打競争の出場を3年連続で辞退。それでも、1回戦では同僚のT・ヘルナンデスのタイムアウト時に“登場”し、「なるべくセンター方向に向かって(打つように)」と笑顔で助言を送るなど楽しんでいる様子だった。メジャー1年目で球宴初出場のカブス・今永昇太投手(30)は「入場のシーンからすごく盛り上がっていて、いい雰囲気だなと思いました」と感激の面持ちだった。

 1回戦と同様のルールで行われた準決勝では、まずは先攻で17本のウィットが後攻で12本のラミレスを下すと、次に先攻のT・ヘルナンデスと後攻のボームが14本で並び、3スイングの“延長戦”で2本を放ったヘルナンデスが1本のボームに勝利した。決勝は2分間または27球(タイムアウト45秒)+ボーナスに短縮され、先攻で14本のT・ヘルナンデスが後攻で13本のウィットを破り、新王者に輝いた。今年のホームランダービーの結果は以下の通り。

▽1回戦

〈1〉A・ボーム(フィリーズ) 21本

〈2〉J・ラミレス(ガーディアンズ) 21本

〈3〉R・ウィット(ロイヤルズ) 20本

〈4〉T・ヘルナンデス(ドジャース) 19本

〈5〉※A・ガルシア(レンジャーズ) 18本

〈6〉M・オズナ(ブレーブス) 16本

〈7〉P・アロンソ(メッツ) 12本

〈8〉G・ヘンダーソン(オリオールズ) 11本

※ガルシアは球宴未選出も“地元枠”でホームランダービーのみ出場

▽準決勝

ウィット 17本―12本 ラミレス

T・ヘルナンデス 14+2本―14+1本 ボーム

▽決勝

T・ヘルナンデス 14本―13本 ウィット

この記事の関連ニュース