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WBO世界バンタム級王者・武居由樹が元世界王者・比嘉大吾と初防衛戦「KOで防衛したい」…9月3日、有明アリーナ

スポーツ報知 2024年7月16日 13時7分

◆プロボクシング ▽WBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)王座統一戦12回戦 統一王者・井上尚弥―TJ・ドヘニー▽WBO世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・武居由樹―同級1位・比嘉大吾(9月3日、東京・有明アリーナ)

 ダブル世界戦の記者発表が16日、都内のホテルで行われ、元K―1王者でWBO世界バンタム級王者の武居由樹(大橋)が元WBC世界フライ級(50・8キロ以下)王者で同級1位・比嘉大吾(志成)と9月3日、東京・有明アリーナで初防衛戦を行うことが発表された。

 メインイベントはWBA、WBC、IBF、WBO世界スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が元IBF世界王者・TJドヘニー(アイルランド)の挑戦を受ける。

 初防衛戦が決まった武居は「客観的に見て、面白そうなカード。聞いた時からワクワクしている。ガンガン前に出てきて、気持ちも強くハードパンチャーというイメージ。それに対応してバチッとKOで防衛したい」と意欲を示した。難しいと言われる初防衛戦に関しては「K―1時代から経験しているし、気を抜かないで、緊張感を持ってバチバチの試合ができたら」と話した。

 武居はキックボクサーとして2014年11月にKrushでデビュー、17年4月、K―1ワールドGPスーパーバンタム級王座を獲得した。20年12月にボクシング転向を表明し、大橋ジム入り。21年3月にデビューした。22年8月に東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得(初防衛後に返上)。今年5月には東京ドームでWBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に挑戦して3―0判定勝ちでボクシング9戦目で、日本ジム所属ボクサーでは100人目の世界王者となった。

 比嘉は14年6月、白井・具志堅スポーツからプロデビュー。16年7月に東洋太平洋フライ級王座を奪取。17年5月にWBC世界同級王座を獲得も、3度目の防衛戦で計量に失敗し、王座を剥奪された。無期限停止処分明けの20年2月に再起し、同年12月にWBOアジアパシフィック・バンタム級王座を手にした。デビューからの15連続KO勝利は日本タイ記録。

 今回、世界戦は18年4月以来となるが、「パンチのある選手。すぐ終わったり、終わらされたりする可能性があるが、気を引き締めて前に出たいと思う」と比嘉。現在合宿中で、この日はリモートでの会見参加となったが、相手が元K―1王者ということで「教科書にはない、変則的なパンチを打ってくる。初めての経験だが、そこをうまく見て、いろいろやっていきたい」と2階級制覇に闘志を見せた。

 戦績は28歳の武居が9戦全勝(8KO)、28歳の比嘉が21勝(19KO)2敗1分け。

 試合はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で無料生配信される。

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