◆第１０６回全国高校野球選手権 秋田大会▽準々決勝 金足農業２―０本荘（１６日・さきがけ八橋球場）
金足農の２年生エースで現オリックス・吉田輝星の弟、吉田大輝投手が本荘相手に９回６安打１四球で完封。３回戦の大館桂桜戦に続く２試合連続の完封勝ちで、金足農が接戦を制し、４強進出を決めた。
吉田は３試合続けての先発。「疲労は残っていた」というが、要所を締め得点を与えなかった。理想は三振を取るピッチング。だがこの試合では、「低めに集めたり、相手の対応を見て配球を考えたりという冷静な考えをバッテリーでできたのが一番の勝因」と汗をぬぐった。これで２０イニング連続無失点だ。
兄・輝星からは毎試合「頑張れ」というメッセージが届くという。４強入りを果たし、「ベスト８も４も兄の時以来だから報告したい」とはにかんだ大輝。次戦に向け、「総合力で競り勝って優勝したい」と意気込んだ。
金足農は２０１８年にエース・吉田輝星投手（現オリックス）を擁して甲子園で準優勝。夏７度目の甲子園出場へ、あと２勝とした。