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【高校野球】早実が明大八王子との「早明戦」に劇的逆転勝利 三沢が10回勝ち越し打「気持ちで打てた」

スポーツ報知 2024年7月16日 15時11分

◆第106回全国高校野球選手権西東京大会 ▽3回戦 早実6―4明大八王子=延長10回タイブレーク=(16日・スリーボンドスタジアム八王子)

 早実が明大八王子との「早明戦」に劇的な逆転勝利を収めた。早実は3回に2点を先取したが、4回以降ミスが絡み逆転された。2点ビハインドの7回に4番石原優成外野手(3年)が1点差に迫る適時二塁打、さらに9回には3番高崎亘弘(3年)が右前に同点適時打を放った。

 10回表の1死二、三塁、途中出場の三沢由和(2年)が右前に値千金の勝ち越し打を放ち試合を決めた。先発投手の中村心大(2年)は序盤打ち込まれる場面も見られたが、終盤にかけてギアを上げ10回完投を果たした。プロ注目の宇野真仁朗内野手(3年)は6球団8人のスカウトが視察する中、5打数無安打だった。

 早実・和泉実監督は「このチームは宇野がずっと打って勝っていた。(宇野が不調でも)勝てたのはチームにとって大きな収穫。勝ちきれたのは非常に大きい」と成長を実感。10回表に適時打を放った三沢には「不思議な子。ミスをする時もあれば、(チャンスの場面で)度胸よく振ることもある。よく打ってくれた」と賛辞を送った。

 チームを勝利に導く一打を放った三沢は「自分が何かしらの大事なタイミングで回ってくる準備はしていた。気持ちで打てた」と振り返った。

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