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「確信のはたき込み」で初白星の友風、改名の真相を明かす

スポーツ報知 2024年7月16日 16時48分

◆大相撲名古屋場所3日目(16日、ドルフィンズアリーナ)

 先月1日付けで二所ノ関部屋から独立した中村部屋の部屋頭、東十両7枚目・友風が西6枚目・玉正鳳(片男波)をはたき込んでうれしい初白星を手にした。「立ち合いから前に出る意識でした。確信のはたきですね」とドヤ顔。先場所は前頭16枚目で初日から6連敗で2勝13敗の悪夢を見た。「先場所のこともあるので正直、早く勝ててホッとしています。朝、起きたら師匠(中村親方=元関脇・嘉風)から『力の入った相撲を取れ』とアドバイスされました。いい相撲が取れたと思います」と振り返った。

 今場所から下の名前を友太(ゆうた)から想大(そうだい)に変えた。これも師匠からのアドバイスだった。右膝の大けがで4度の手術、5か月に及ぶ入院生活を経て友風が手にしたのは障害者手帳だった。それでも土俵に上がり続ける姿に師匠は「お前は人とは違って壮大なことをやり続けている。それはすごいことなんだ。しかも人の“想い”があって土俵に戻ってくることができた。『想大』という名前にしたらどうだ」と言われて改名する決心をしたという。

 「どうです。壮大なストーリーでしょう。だれか映画にしてくれませんかね」と最後まで笑顔だった。

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