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【巨人】魅せた救ったサインプレー ! バッテリー&二遊間の呼吸ピッタリ 阪神のスキを突いた絶妙な牽制プレー

スポーツ報知 2024年7月16日 19時54分

◆JERA セ・リーグ 巨人―阪神(16日・東京ドーム)

 巨人が内野陣のサインプレーで窮地を脱した。1点リードの5回2死一、二塁の守備。打者・大山に1ボールとした直後、先発・山崎伊織の二塁牽制で二塁走者・野口をアウトにした。ピンチを救ったこの牽制球は2月の春季キャンプ中から定期的に行ってきたサインプレーだ。

 1ボールとした後、山崎伊織が遊撃手・門脇誠のブロックサインに目をやり、続いて捕手・岸田行倫のサインを覗きこんだ。サインは二塁手・吉川尚輝が入る牽制球。その吉川が動いたタイミング、入るまでの時間を計算した上で、岸田のミットが下を向く。これが「投げろ」の合図となる。クルッと反転した山崎伊織は素早く二塁ベース上にボールを投げる。ピッタリのタイミングで吉川尚輝が捕球し、そのままタッチした。

 実松コーチは「チームにとって大きなプレーでした」と絶賛。岸田は「あんまりないプレーですけど、キャンプの時から練習したりしてああやって大事なところでアウトを捕れたのは本当に大きなプレーだったと思います。ああいうのでアウトを取れると向こうのダメージというかそういうのも大きいと思いますし、逆にこっちは乗っていけるプレーでもあるんで。ああいうのも大事にしてやっていきたいと思います」と会心のプレーを振り返った。

 阪神のスキを突いた好プレーが飛び出し、巨人は1点のリードを守った。上位4チームが団子状態のセ・リーグだが、白熱した戦いが続いている。

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