Infoseek 楽天

【高校野球】桐蔭の岡本和真が“絶妙バント”で勝利に貢献「意外と技巧派です」将来は医者の道へ

スポーツ報知 2024年7月16日 18時3分

◆第106回全国高校野球選手権和歌山大会▽2回戦 桐蔭4―0和歌山工(16日・紀三井寺)

 春夏通算36度の甲子園出場を誇る桐蔭が、和歌山工を破って3回戦に駒を進めた。

 2回無死二塁、巨人の4番と同姓同名の5番・岡本和真左翼手(3年)が、三塁線へ絶妙バント。ライン際に転がった打球を和歌山工の選手は見送ったが、ファウルゾーンを切ることなく内野安打となった。この好機から2点を先制し、6回にもさらに2点を追加。投手陣も3人が完封リレーと打線に応えた。

 岡本は初回以降は無安打も、チームを救う守備で勝利に貢献。「この名前で野球やっているので、ずっと言われます。でも意外と技巧派で、ホームランは打てなかったです」と振り返った。

 県内トップクラスの進学校に通う岡本の夢は医者。腎臓内科の医師である父の影響で、自然と志すようになったという。「野球でケガとか結構あったんですけど、そのときに整形外科の方にお世話になったりして、思いが強くなった。小学生との野球教室で、子どものかわいさに触れて、小児科とかも考えるようになって…」。高校野球を通して、将来の道も広がっていった。

 「1人1人の力は、強豪校と比べたらないんですけど、一つにまとまって、今日みたいな粘り強い野球をして、甲子園に行くのが目標。チームのためにという意識をみんなが持って、優勝目指して頑張ります」と岡本。夏は1986年以来、38年ぶりの甲子園を目指し戦う。

この記事の関連ニュース