◆JERA セ・リーグ 巨人2―1阪神(16日・東京ドーム)
巨人がエース対決を制した。前半戦ラストとなる「伝統の一戦」第2Rは、山崎伊織と阪神・才木の投げ合い。ともに防御率1点台の数字が物語る通り、ロースコアの接戦となったが、守備陣の好プレーが光った阿部巨人に軍配が上がった。これで今カード1勝1敗となり、17日に勝ち越しを期す。
【巨人・阿部慎之助監督の試合後のコメント】
―防御率1点台同士の投げ合い
「序盤ね、あれだけランナー出たりするっていうのも想定外でしたし、球数もたくさん投げさせられましたし、いい攻撃ができたんじゃないかなと思います」
―山崎伊が7回128球1失点の好投
「最後、才木投手と投げ合いみたいな感じで、本人にとっても大きい1勝だったんじゃないですかね」
―6回終えて100球超えてる中で7回も続投させた
「本当は相手のピッチャーより本当は先に下ろしたくなかったんですけど、そういうちょっと僕の意地も出して投げてもらいました」
―岡田が初昇格で初安打、粘って四球も
「すごくファームでも状態よくやっているのを知っていたんですけどね、ちょっと上げるのが遅いぐらいだったんですけど、いい働きをしてくれました」
―明日の阪神戦は2カード連続勝ち越しがかかる
「今日ね、ちょっと勝ったんだけど、あんまり気持ち良くない勝ちなので。うれしいですけど、いろんなミスが出たり、やるべきことが全くできていなかったので。もう一回しっかり締めて明日頑張りたいなと思います」
―5回の守備のけん制アウトが大きかった
「キシ(捕手の岸田)がよく見ていたね。ナイスプレーだね。ナイスプレー。あれでピシャッと止まったし」
―攻撃面では反省点も
「そうだね、なんか、ベンチから見てると、みんななんかヒーローになりたくないのかなってね。なんかチャンスなのに悲壮感しかこっちに伝わってこないというか、ヨーシッみたいのが全くない。なんか打てなかったらどうしようみたいな、なんかそっちばっか見えちゃうんだよね。まあチキンなだけなんだろうけど。あんまり言いたくないんだけどさ。そういうの、何がなんでもみたいのも見えないし、そういう姿を見せて欲しいよね、やっぱね」
―少し怒っている
「当たり前でしょ。勝ったけど、うれしい反面ひどいプレーがいっぱい出たし。ここって時に外野フライの一つだったり、そういうのができてなさすぎたので。まあこれでピリッとするだろうし。何も言わないでね、ハイハイハイハイってやっててもどうしようもないので。多少の厳しさは出していかないといけないと思いますので」
―勝って反省できる
「それが幸いだよね。負けてたら今日(会見場に)来てないよ」