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休場明け照ノ富士が無傷3連勝 鋭い立ち合いで若元春に完勝「当たりが良かったから持って行けた」

スポーツ報知 2024年7月16日 19時29分

◆大相撲 ▽名古屋場所3日目(16日・ドルフィンズアリーナ)

 2場所連続途中休場明けの横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)が無傷3連勝を飾った。関脇経験者で東前頭2枚目の若元春(荒汐)との一番は、鋭い立ち合いで相手の上体を起こした。若元春が得意の左四つとなったが、構わずに前へ出て一気に寄り切った。

 支度部屋では「意識したのは立ち合いでちゃんと当たることと、右を抱え込まないこと。先手を取っていれば左四つでも(相撲を)取れないことはないから。当たりが良かったからそのまま持って行けた感じじゃないですかね」と振り返った。休場明けで心配されたが、好発進で横綱の貫禄を見せている。「まだ3日しかたっていない。ここからが大事じゃないですか」と冷静に語った。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「速い攻めで良かった。相手にいい体勢をさせなかった」と分析。幕内後半戦の高田川審判長(元関脇・安芸乃島)は「休まず一気に、非常に厳しい相撲だった。いい感じじゃないですか。土俵も締まっていますよね。前半戦が鍵だと思っていた。照ノ富士は尻上がりに良くなって行くタイプ。取りこぼさないでいけば良くなる一方」と評していた。

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