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「ずっと好きで」広瀬すず、激推しの女子バスケ代表明かす 五輪ドイツ戦は現地「早く早く見たい」

スポーツ報知 2024年7月17日 7時0分

 パリ五輪開幕まで9日。スポーツ報知では「五輪戦士にエール Bon 新企画Courage Japon!」と題し、芸能界の競技経験者が日本代表へのエールとともに、競技の醍醐(だいご)味を語る。第1回は、女優の広瀬すず(26)。小学2年から中学3年までバスケットボール部で活躍し、今大会はテレビ朝日のバスケSPブースターに就任。「バスケ愛」にあふれるトップ女優が、日本バスケ界悲願の金メダルにエールを送った。(取材・構成 田中 雄己)

  小さな顔よりも、うんと大きなバスケットボールを手にした途端、すずの表情が和らいだ。ステップを刻むように足も動かし始めた。

 「これ、バッシュなんですよ。ほら」

 左足のローカットのバッシュを記者に見せると、「あと少しですよね。早く時間が過ぎてほしい。早く、早く見たいです」

 左手で口元を押さえても、笑顔が隠しきれない。昨夏のW杯に続き、テレビ朝日のバスケSPブースターに就任。6、7日には男女共に国内最終戦となった強化試合を見届け、女子の1次リーグ・ドイツ戦(8月1日)では現地にも赴く。

 「(W杯以来)メチャクチャ、バスケを見ていて」

 言わずと知れた、トップ女優。この日も分刻みで取材、撮影、移動を繰り返すなか、わずかな時間にも動画をチェック。さらに「家に帰ってきて、1人でお酒を飲みながら。見逃し配信を見たりして」。

 小学2年から中学3年までバスケ一筋。夏休みは、1日9時間汗を流したことも。そんな経験者だからこその視点を明かした。

 「女子と男子は、全然違って。男子はパワープレーが多いし、筋肉の使い方を見ても迫力があります。女子は、あの明るさに救われますよね。サイズ感でいったら、私とそんなに変わらない方もいて」。左手で自身の背丈を示した。「でも視野が広くて、体力も。ほんっと、きついんですよ、ずっと走っているので」

 W杯以降、より選手を知り、楽しさが増した。女子は、3大会連続出場の町田瑠唯(31)=富士通=、男子は、レイカーズの八村塁(26)に注目する。

 「ずっと町田選手が好きで。けん引するスピード感って独特なんですよ。駆け引きとかも含めて。男子は、八村選手が合流して、どうなるんだろう。体格や経験もBリーグとは、またちょっと違うと思うし、どういうふうにチームに取り入れられるか。良い意味で想像がつかないので、楽しみです」

 間髪入れずに返ってくる言葉と笑顔には「バスケ愛」が詰まっていた。女子は東京大会で銀メダルを獲得した。目指すは、その先―。

 「期待して良いと思えるからこそ、期待しちゃいますよね。東京五輪の女子も、最後まで粘り強く、真っすぐで。日本らしい戦い方で、感動しちゃいました。どんな形でもうれしいですけど、選手の皆さんは“そこ”を目指していると思うし、目いっぱい応援できたら」

  あまりにバスケ熱が高まった結果、自身も久しぶりにプレーしてみたという。

 「マネジャーさんと、そのお子さんたちと、地元の親友を集めて、全部で9人ですかね。体育館で4対4をやってみたんですけど、体力がもう全然続かなくて。シュートもドリブルも全部、なまりまくりで」。手をたたいて笑った後、再び瞳を輝かせて声を張った。「だから、より思うんです。やっぱり、選手ってすごいですよね。ほんっと、すごい」

 ◆広瀬 すず(ひろせ・すず)1998年6月19日、静岡県生まれ。26歳。2012年、「Seventeen」の専属モデルに。15年「海街diary」で報知映画賞、日本アカデミー賞など新人賞を総なめ。同年に「学校のカイダン」(日テレ系)でドラマ初主演。16年、映画「ちはやふる」シリーズで単独初主演。18年のNHK紅白歌合戦で紅組司会。19年にNHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロインを務めた。身長159センチ、血液型AB。

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