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「日本のストライクゾーン確認したい」時差ぼけ真っただ中の新助っ人が即V打 桑田2軍監督「成功しそう」

スポーツ報知 2024年7月17日 5時30分

◆イースタン・リーグ 巨人8―5西武=5回降雨コールド=(16日・ジャイアンツ球場)

 巨人の新外国人、ココ・モンテス内野手(27)が16日のイースタン・西武戦(G球場)でタイムリーデビューを果たした。「6番・DH」で来日初出場し、4回に中前へ2点適時打。桑田真澄2軍監督(56)らファームの首脳陣からは、同じくシーズン途中の加入で活躍中の助っ人を例に、「ヘルナンデスの内野手版」と評価する声が挙がった。

 4回2死満塁の第3打席。上間の140キロのカットボールをコンパクトに捉えた。「甘いボールをしっかり捉えられました」と中前2点打。悪送球で二塁まで進み、両手を横に揺らす愛きょう抜群のポーズで来日初安打を喜んだ。14日午後に日本に到着し、15日に東京ドームで入団会見と1軍練習をこなしたばかり。時差ぼけの真っただ中だが、「3週間ちょっと試合から離れているし、日本のストライクゾーンも確認したい」と雨の中で出場した。

 2回の第1打席は外寄りの143キロに三ゴロ、3回の第2打席も外角カットボールに遊ゴロ(結果は敵失)となったが、ボール球は見極めた。合流初日ながら、ファーム首脳陣は選球眼と姿勢を高く評価した。

 桑田2軍監督「試合勘がない中で、1、2、3打席目とアジャストしていった。ボールになる変化球を見切っていたので、選球眼はいいのかなという印象。今日は2打席でどう、と話したら、本人が『3打席立ちたい』と。ヘルナンデスもそうでしたけど、日本で成功しそうな性格じゃないかなと思います」

 脇谷2軍内野守備走塁コーチ「日本の野球にマッチしそうな感じはする。しっかりコンタクトして見極めて、というタイプ。エリ(ヘルナンデス)の内野手版というイメージ」

 当日の体調次第にはなるが、17日の同カードでは内野の守備にも就く予定。「体の疲れはありますが、感覚は問題ない。しっかりリフレッシュして、明日また頑張ります」。エリに続く“救世主”へ、期待が高まるデビュー戦だった。(井上 信太郎)

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