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大谷翔平、MLB球宴通算8打席目で初本塁打の先制3ラン 確信歩きでMVP候補「いいスイング」「いい角度」

スポーツ報知 2024年7月17日 11時14分

◆米大リーグ オールスターゲーム(16日、テキサス州アーリントン=グローブライフフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、レンジャーズの本拠地・テキサス州アーリントンのグローブライフフィールドでのオールスターゲームにナ・リーグの「2番・DH」で先発出場。21年から4年連続4度目の出場で待望の初本塁打を放った。

 0―0の3回無死一、二塁で迎えた第2打席だった。レッドソックス右腕のホークから先制3ラン。2ボールからの3球目、甘く入った88・9マイル(約143・1キロ)のスプリットを捉えた。打球速度103・7マイル(約166・9キロ)、打球角度29度で右翼席に一直線。飛距離400フィート(約122メートル)の一打に、満員に埋まったスタンドは大盛り上がりとなった。今季レギュラーシーズンで29発を放っているが、3ランは“移籍後初”。ドジャースの選手のオールスターの本塁打は1996年のピアザ以来28年ぶり10人目となった。

 昨年までは6打席で4打数1安打。エンゼルス時代の22年にカーショー(ドジャース)から放った安打が唯一の安打で、本塁打どころか長打すらなかった。この日の初回1死の第1打席は先発・バーンズに対し、フルカウントから四球で出塁。オールスター通算8打席目での初アーチ。日本人選手では07年のイチロー(マリナーズ)以来17年ぶり2本目。イチローはランニングホームランだったため、サク越えの本塁打は日本人初の快挙となった。その裏にア・リーグに同点に追いつかれ、決勝点ではなくなったが、同年のイチロー以来、日本人2人目となるMVP候補にも躍り出ている。3打席でお役ご免となり、ベンチではNHK中継のインタビューに応じた。

 「先制点を取れて良かったと思います。いいスイングだったなと思います。(バットの先気味?)でも、いい角度で上がっていたので、入るかなと。オールスターはなかなか打てていなかったので、1本いいのが打てて良かったなと思いました」と笑顔。試合中には普段は敵同士のハーパー(フィリーズ)らと言葉を交わす場面もあり「全体的に、普段なかなか話さない選手たちと話せるので。去年まではア・リーグだったので、また違うリーグに来て、違う選手たちといい時間を過ごせてるかなと思います」と話した。

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