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カブス今永昇太「もっと球速出たらうれしかった」初球宴で1回3者凡退

スポーツ報知 2024年7月17日 11時43分

◆米大リーグ オールスター ア・リーグ―ナ・リーグ(16日、テキサス州アーリントン=グローブライフフィールド)

 カブス・今永昇太投手(30)が16日(日本時間17日)、レンジャーズの本拠地・テキサス州アーリントンでのオールスターにナ・リーグの4番手として3―3の4回から救援登板。渡米1年目での選出は日本人投手6人(野手と合わせると9人)目だが、実際に登板したのは同じテキサスでの開催だった95年に先発した野茂英雄(ドジャース)以来29年ぶり同2人目の“快挙”となった。

 ア・リーグ7番の先頭・ゲレロ(ブルージェイズ)には初球から4球連続の直球勝負。92・5マイル(約148・9キロ)直球で二ゴロに仕留めると、8番・ラッチマン(オリオールズ)は膝元に沈む82・1マイル(約132・1キロ)スイーパーでハーフスイングの空振り三振。9番・セミエン(レンジャーズ)は92・5マイル直球で左直に仕留めた。

 「短いイニングですけども、もっと球速出たらうれしかった。ある程度、一貫性を持って投げられたからよかったと思います」と今永。「メジャー1年目という、環境が変わった節目の1年でもあるので、おそらくユニホームを脱いだ時に、メジャー1年目の時にオールスターでこういう経験したなという風な、そういう思い出がよぎると思います」と話した。

 「アメリカに来る前はもちろんアメリカの野球を知らないので、やはり豪快さだったりとか、パワーとスピードが本当にものすごいんだなっていう風に想像してアメリカに入ったんですけども、やはり今日の試合前でも選手が一人一人ウォーミングアップしていて、メジャーのこういうトップの選手、オールスターに選ばれるような選手でも、この試合でもしっかりと準備をしている。それは勉強できたので、フィジカルに劣る自分が準備を適当にできないなというのは、この2日間では感じました」

 登板のたびに母親から厳しい言葉が届くそう。この日は「多分ラッチマン選手はスイングはしてないんじゃない」との指摘が届くのではないかと話し、笑いを誘っていた。

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