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寺地拳四朗 WBA&WBCライトフライ級王座返上 フライ級で2階級制覇と4団体統一目指す

スポーツ報知 2024年7月17日 12時13分

 プロボクシングの三迫ジムは17日、WBA、WBC世界ライトフライ級(48・9キロ以下)2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が15日に両王座を返上したと発表した。今後はフライ級(50・8キロ以下)に階級を上げて、2階級制覇を目指す。

 拳四朗は今年1月23日、カルロス・カニサレス(ベネズエラ)に判定勝ちして統一王座の防衛に成功。ライトフライ級4団体統一を目指すことを公言していた。IBF王者のシベナティ・ノンティンガ(南アフリカ)とWBO王者がジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)が6月に統一戦を行う予定だったため、勝者との4団体統一戦を目指していた。

 しかし、条件面で折り合わず、ノンティンガとゴンサレス戦が中止。4団体統一が難しくなった。さらに、フライ級は現在、ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)が王座に就くWBA以外のWBC、IBF、WBOの王座が空位という状況。6月には海外メディアがWBCのマウリシオ・スライマン会長からフライ級転向を要請されていると報じられた。本人もこれまで、次戦について統一だけでなく、フライ級に転向するプランも明かし、「どちらでも、ベルトが増える方向にもっていきたい」と話していた。

 拳四朗はWBCライトフライ級王座を2度獲得し、計12度の防衛を果たしており、フライ級で上位にランキングされることは確実だ。本人は三迫ジムを通じ、「タイトルを返上しフライ級に転向することにしました。2階級制覇、そしてライトフライ級では出来なかった4団体統一を目標に階級を上げることにしました。今はフライ級に向けて体作りをし、また新たなスタイルを作っています。フライ級での新しい寺地拳四朗をぜひご期待ください!」とコメントした。

 32歳の拳四朗の戦績は23勝(14KO)1敗。

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